猛暑日にエアコンが暖房設定?その対応方法と具体的な対策について

みなさん、こんにちは。
変わる介護の作業療法士、
岩崎(子ども7人を育てる15年目のOT)です。

今日は猛暑日にエアコンが暖房設定になっている入居者様への対応についてお話します。

訪問の現場では、エアコンの設定ミスや
機器の誤操作に遭遇することが多いです。

特に認知症の入居者様は、室内にいながら熱中症になってしまう可能性があるため注意が必要です。

そこで今回は岩崎の担当している入居者様で
実際にあったケースについて紹介します。

目次

入居者様の情報

今回の入居者様は、認知症の診断を受けている
お一人暮らしの方です。

基本的には自室内で過ごされ、
空き時間には趣味として裁縫を楽しまれています。

以前、転倒した際に膝にケガをしてしまい、
本人様の中には「膝の違和感」として残っている状況です。

訪問目的と内容

施設生活が安全に送れるようにするために、
以下の内容で訪問を行っています。

  • エアコン管理の確認

室内のエアコンが適切に設定されているかを確認。

  • 関節可動域運動

膝周囲の関節可動域を維持・改善するための運動。

  • バランス練習

転倒予防のためのバランス強化。

  • 筋力強化

全身の筋力を強化する運動。

今日はこのうちエアコンの設定を含めた施設内で安全に過ごす方法について紹介します。

訪問時の様子

訪問時に室内が非常に暑いことに気付き、
エアコンの設定温度を見ると、「暖房27℃」になっていました。

外気温が33℃の猛暑日であったため、
この設定では入居者様の体調を崩してしまう
危険があると判断。

入居者様からも「今日は暑いわね」と言われた為、エアコンの設定温度が暖房になっていることも原因であることを説明し、
冷房に変更しました。

ただこのままでは、再び入居者様が設定を戻してしまう可能性があるため、
施設スタッフにもこの情報を共有しました。

今後同じようなことが起きないように
以下のような対策を行いました。

エアコン操作

エアコンの設定ミスそのものを防ぐことは難しいと考え、現状の様子を共有。
来訪頻度の高い施設職員さんに状況を伝え、
訪問頻度を相談できないか話す。

リハビリと連携の重要性

リハビリが関われる時間は週にわずかですが、
その時間で気付いたことを日頃支援をしている施設スタッフと共有することが非常に重要です。

その際に私が気を付けている点としては
提案型の相談・報告
を行うことです。

例えば、エアコンの設定については、

「『入居者様が再び暖房設定に戻してしまうことがあるため、定期的に確認して頂くことはできますか?』というように、提案型の報告を行います。」

というように、提案型の報告を行います。

忙しい施設職員さんに「どうしましょうか?」と伝えるより
「○○という課題があるので、△△という手段を試すのはいかがでしょうか」
と話すことで施設職員と建設的な議論ができると考えています。

まとめ

エアコンの設定ミスや機器の誤操作は、
特に猛暑日に大きな問題を引き起こす可能性があります。

入居者様の安全と快適な生活を確保するためには、私たちと施設スタッフの連携が不可欠です。

日頃の支援で気づいたことを共有し、具体的な提案を行うことで、入居者様の生活の質を向上させることができます。

入居者様の体調管理はエアコン設定も含めて行う
冷房設定を適切に維持し、施設スタッフとも連携を。
提案型の報告で問題を未然に防ぐ。

みなさんも、猛暑日のエアコン設定には
十分気を付けてくださいね。

それでは、また!

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