みなさん、こんにちは。
変わる介護の作業療法士、岩崎(子ども7人を育てる15年目のOT)です。
今日は、変わる介護の現場における引き継ぎのやり方についてお話しします。
引き継ぎは入居者様のリハビリをスムーズに継続するために非常に重要なプロセスです。
今回は、引き継ぎの具体的な方法や重要なポイントについて解説していきます。
それではよろしくお願いします。
1. 引き継ぎの状況
引き継ぎは、リハビリ現場で新しい担当者に業務を引き継ぐ際に行われます。
主に以下のような状況で引き継ぎが行われることが多いです。
- 新しいスタッフが加わるとき
- 担当者が事前にお休みをすると分かっているとき
2. 引き継ぎの重要なポイント
引き継ぎの際に最も重要視するポイントは、ご入居者様に不利益がないようにすることです。
そして、引き継ぐ相手が困らないようにするためには、以下の点に注意する必要があります。
- 詳細な情報の提供
入居者様の氏名や疾患名、リハビリの内容、目的、注意点などを具体的に伝えます。 - 実際のリハビリのデモンストレーション
方法論だけにとらわれず、実際に入居者様の体に触れてもらいながら、なぜそのリハビリを行うのかを言葉にして伝えます。
3. スムーズな引き継ぎの手順
引き継ぎをスムーズに行うために変わる介護で配慮している点を紹介します。
ツールの活用
引き継ぎには、Googleドライブやスプレッドシートを利用を始めています。
必要事項を記載し、引き継ぎをする人から引き継ぎされる人に申し送りを行います。
これにより、情報の一元管理が可能となり、いつでも確認できるようにしています。
段階的な引き継ぎ
引き継がれる人に安心してもらうために、段階的な引継ぎを実施ています。
- 初回の引き継ぎ
- 前任者と後任者が同じ時間に入居者様のサービス提供時間に同席。
- 前任者が実際にリハビリを行いながら、注意点を説明。
- 2回目の引き継ぎ
- 後任者がメインで施術を行い、前任者がサポート。
- 前任者が後任者のリハビリを確認し、必要なアドバイスを提供。
- 独り立ち
- 後任者のみでリハビリを実施。
- 進行状況を確認しながら、必要に応じてサポート。
4. 具体的なリハビリ内容の例
リハビリ内容の具体例として、例えば関節可動域訓練や筋力強化訓練などがあります。
これらの訓練は、入居者様の機能向上や維持を目的として行われます。
それぞれの訓練方法や注意点をしっかりと引き継ぐことが重要です。
具体的には
・実施する時の痛みの有無
・疾患による配慮する点
・転倒リスク
等を伝えています。
5. 独り立ち後のフォローアップ
独り立ち後も後任者に対するフォローアップやサポートを行います。
例えば、独り立ち後に不安な点が無いか、リハビリの実施における負荷量等で困っていることは無いかということを聞きながら実施しています。
まとめ
引き継ぎは、入居者様のリハビリの質を維持するために不可欠なプロセスです。
・詳細な情報提供を事前に行う
・現場での引継ぎを前任者と後任者で行う
・引継ぎは1度ではなく複数回実施
後任者、入居者様が安心できる環境を作っています。
それではまた!