みなさんこんにちは!
変わる介護の岩崎です。
今日のテーマは
【「あっ!危ない!!」の直感が活きる転倒予防の現場】
です。
病院勤務のみなさんは
「この環境、ちょっと危ないかも…」
「もっと安全な方法があるはず…」
と感じることはありませんか?
でも病院の中では、
なかなかその思いを
形にできない現実が
あると思います。
今日は、そんな現場の気づきが
すぐに形になった実例をお話しします。
▼現場で起きていたこと
都内の有料老人ホームの食堂(ホール)で
週2回の集団体操を実施中、
ある課題に気がつきました。
「もっと運動したい!」と
意欲的な入居者様がいる一方で、
身体機能面から転倒に配慮するなどの
慎重なサポートが必要な方もいます。
1人の職員が複数の入居者様を担当する中で、
転倒のリスクが高まっていることに
気がついたんです。
特に運動能力の高い入居者様への
個別対応をしている時に、
他の入居者様から目が離れてしまう。
この「あっ!危ない…」という直感が、
すぐに改善への行動につながりました。
▼即実践!現場からの改善
転倒のリスクを感じてから
改善提案を行うまでの間に
最も遅くなりやすいのは「報告」です。
感じたことをチーム内で
共有する際に遅れは生じてしまいます。
しかし私たちは、
転倒のリスクを感じたら
まずは共有というチームの
雰囲気があります。
転倒の可能性の気づきを得てすぐに、
チームでディスカッションを開始。
現場スタッフからの
「こうすれば安全では?」
という提案を、検討していきました。
そして、翌週には以下の対策を実施
1.リスクレベルに応じた対応の明確化
・転倒リスクの高い方は完全な1対1対応へ
・リスク中程度の方は環境調整による安全確保
2.空間の戦略的活用
・テーブルを支持物として効果的に配置
・平行棒など、安全な器具の設置場所を最適化
3.個別性を重視したプログラム調整
・それぞれの能力に合わせた運動メニュー
・安全な範囲での運動強度の設定
▼なぜ、すぐに改善できたのか?
岩崎も元々は病院で働いていました。
病院は多くのスタッフがいる為、
自分の専門性を発揮できる一方で、
一つ一つのルールの変更に
対してスピード感が低下します。
変わる介護と岩崎が
過去に務めていた病院では
スピード感が違います。
現場スタッフの
「これは危ない」
という直感が、
すぐにチームでの話し合いにつながり、
さらに具体的な改善策の実施へ。
この一連の流れが、
わずか1週間で実現しました。
専門職としての気づきが
即座に活かされる。
それが、施設ならではの
特徴だと実感しています。
▼うれしい変化も
実は、このスピーディーな改善には、
うれしい副産物もありました。
安全性が高まっただけでなく、
入居者様の運動への参加意欲も向上。
「安心して運動できる」という環境が整ったことで、
より積極的に動き、
満足感も高まりました。
▼まとめ
今日は転倒予防の現場での
気づきと実践について
お話ししました。
・気づきをすぐに行動に移せる環境がある
・チームで話し合って改善できる場所
・入居者様の生活全体を考えられる
・専門職としての意見が活きる職場
スピード感を持って
本日も改善・提案を行っていきます。
それではまた!
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