【施設リハビリの実際】「いつもと違う」を見逃さない!観察力を磨くためのポイント

みなさんこんにちは!
子供7人を育てる30代作業療法士の岩崎です。

今日のテーマは
「いつもと違う」
を見逃さないことについてお話しします。

実は昨日、
担当している入居者様の様子を見て、
はっとすることがありました。

・いつもはリハビリに拒否なし
・歩行も自分から「歩きたい」と言ってくれる
・軽度の痛みがあっても「大丈夫」と頑張ってくれる

そんな入居者様が、
今回は様子が違っていたんです。

目次

▼入居者様の変化

入居者様は
車椅子で生活をしている入居者様です。

普段は車椅子生活ですが、
リハビリでは車輪付きピックアップを
使って歩行をしています。

でも昨日は「膝が痛い・・・」と。

今までと全く異なる発言でした。
ただ気分が乗らないだけなのか、
身体的な変化があるのか。

私たちリハ職が判断を求められる場面です。

▼変化に気づくためのポイント

岩崎が日々の業務で大切にしているのは、
入居者様の普段の様子を
しっかり把握すること。

特に認知症の方は、
自分の状態を上手く言葉で
表現できないことがあります。

今回の入居者様も認知症があり、
過去の記憶と今の生活が混ざることがあります。

だからこそ、
私たちが「いつもと違う」を
見逃さないことが大切なんです。

▼状態変化への気づき

今回のケースでは、
実は2週間前から少しずつ変化が出ていました。

・歩行時の痛みを訴えることが増えた
・右膝に熱感がある
・歩く前から痛みを訴えるようになった

こういった変化は、
実は重要なサインです。

▼リハ職としての対応

変化に気づいたら、まずは評価です。

・荷重時の痛みはどうか
・熱感の程度は
・普段の生活への影響は
・他のスタッフとの共有

こういった視点で観察していきます。

▼なぜ観察が重要か

施設でのリハビリは、
生活の中での変化を
見逃さないことが重要です。

急性期や回復期と違い、
大きな改善を目指すことは少ないかもしれません。

でも、わずかな変化を見逃さないことで、
重度化を防ぐことができます。

▼多職種との連携

観察した内容は必ず他職種と共有します。

・看護職には医療的な視点での観察を依頼
・介護職には生活場面での様子を確認
・ご家族への報告も忘れずに

▼まとめ

「いつもと違う」
を見逃さないためには、
普段からの観察が大切です。

特に施設という生活の場では、
専門職の観察眼が重要になります。

・日々の些細な変化を記録する
・多職種で情報を共有する
・予防的な視点を持つ

これらを意識することで、
より良いケアにつながります。

みなさんも、
「いつもと違う」
というわずかな違和感を大切にしていきませんか?

それではまた!

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