みなさん、こんにちは!
子供7人を育てる30代フリーランスの作業療法士、岩崎です。
今日は、ある90代の入居者様の
食事量低下に対する
リハビリアプローチについてお話しします。
▼入居者様の状況
まずは、今回の入居者様の
状況をご紹介します。
・認知症あり
・食事が3日に1回程度に減少
・室内は手すりを使って歩行可能
・ADLは概ね自立
・家族が来ると元気になり、食事も摂取
正直、どのように関わったらいいのか
悩んでいます。
でも、この難しさにこそ
私たちの専門性が試されるんですよね。
▼岩崎の考え
今回のケース、簡単には答えが出せません。
でも、ここで立ち止まるわけにはいきません。
最初に取り組むべきだと思ったのは
施設側との連携を強化し、
丁寧に情報を集めていく方法です。
例えば、こんな情報が必要だと感じています。
・普段の活動量はどのくらいか
・食事や睡眠は?
・どんな運動なら興味を示すか
・過去にどんな運動習慣があったか
一つひとつの情報を
慎重に集めていくことで、
より適切なリハビリプログラムの
ヒントが見えてくるはずです。
▼運動プログラムの考え方
運動プログラムを考える上で、
食事量との関係は切り離せません。
現状では、こんなアプローチを
模索しています
1. 軽い運動から開始
例:座位でのストレッチ、呼吸体操
2. 食事前の活動を増やす
例:短距離の歩行、簡単な上肢運動
3. 日常生活動作を運動に組み込む
例:洗面や着替えの動作を意識的に行う
4. 徐々に負荷を上げる
例:立位での運動、歩行距離の延長
もちろん、これはあくまで仮説です。
実際には、入居者様の反応に
注意を払って観察しながら、
こまめに調整していく必要があります。
▼これからのアプローチ
今回のケースでは、
以下のステップを踏んでいきます。
1. 施設スタッフとの情報共有を密に行う
2. 本人の好みや生活歴をさらに詳しく聞き取る
3. 小さな変化も見逃さず、記録する
4. 家族との連携の可能性を探る
これらを通じて、
より適切なリハビリプログラムを
一歩一歩、確実に作り上げていきたいと思います。
▼まとめ
今回のケースは、
明確な進め方が出せていません。
でも、だからこそ私たちの
専門性が問われているんです。
一つひとつの情報を丁寧に集め、
多角的に分析し、
本人の変化に真摯に向き合う。
この過程こそが、私たちリハビリ職の
真価を発揮できる瞬間だと信じています。
これからも、諦めることなく
最適なリハビリ支援を追求し続けます。
それでは、また!