集団リハビリの悩みを解決!多様な参加者に対応する新アプローチ

みなさんこんにちは!

変わる介護の子供7人を育てる30代OTの岩崎です。
今日は、施設での集団リハビリ、
特に集団体操の運営について、
実際の経験を元にお話しします。

その前に、ちょっと大事な話。

集団体操って、本当に効果あるの?って思う人もいるかもしれません。
実は、すごく効果があるんです!

目次

集団体操の科学的根拠

特に注目してほしいのが、転倒予防効果です。

2012年に発表された研究によると、
集団運動プログラムは
高齢者の転倒率を29%も減少させたそうです。

これ、すごくないですか?

つまり、みんなで楽しく体操することが、
転ぶリスクを減らすってことなんです。

これ、施設での生活の質を上げるのに、
めちゃくちゃ重要なポイントですよね。

じゃあ、そんな大事な集団体操、
どうやって運営していけばいいのか。

そこが今日の本題です。

集団リハビリの現状

変わる介護では、
施設の入居者様に対して
週2回の集団体操を実施しています。

参加者は約20名程度で、
主に車椅子を使用される方が中心です。

負荷設定の難しさ

集団リハビリを運営していて、
一番の悩みどころは
「適切な負荷量をどう設定するか」
ということでした。

正直、これがムチャクチャ難しい。

参加者の多様性

参加者さんの状況はこんな感じです。

・車椅子レベルの人が中心
・杖を使って一人で歩ける人もいる
・体力がそれぞれ違う
・関節の硬さに個人差がある
・腰痛がある人もいれば、ない人もいる
・その他の痛みの有無もバラバラ

こんな風に、
運動能力や
体力に大きな差があるんです。

負荷設定のジレンマ

例えば、こんな場面で悩むんです。

車椅子の人向けに
「椅子に座ったまま
かかとを上げる運動を10回、
つま先を上げる運動を10回」
ってやろうとすると…

・車椅子レベルで足の動きにくい人には、いい運動になる
・でも、杖で歩ける人には物足りない

反対に、
動ける人に合わせると、
車椅子の人には難しすぎる。

これ、どうすりゃいいんだ!
ってなりますよね。

新たな取り組み:柔軟な対応策

そこで、今後はこんな方法を
試そうと思っています

1.2人のリハビリ職でペアを組む

    • 基本の運動は低負荷で設定
    • もう一人が個別にアドバイスを与える

    2.同じ運動でも難易度を調整

    例:かかと上げ運動の場合

      • 低負荷:背もたれによりかかったまま
      • 中負荷:背もたれに寄りかからず
      • 高負荷:かかとを上げる高さを調整

      3.個別対応の重視

        • 能力レベル、疾患、体格など個人差に応じて対応
        • 2人1組での実施と個別実施を組み合わせる

        これらの方法で、
        みんなが「ちょうどいい」と
        感じる 集団リハビリを
        目指していきます。

        まとめ

        集団リハビリって、
        参加者さんみんなに
        ぴったりの運動を提供するのは
        本当に難しいんです。

        でも、冒頭で紹介した研究結果を
        見ても分かるように、
        集団体操には大きな効果があります。

        特に転倒予防には、めちゃくちゃ効果的!
        だからこそ、一人ひとりに合った
        リハビリが 提供できるよう、
        工夫を重ねていきます。

        これからも試行錯誤しながら、
        より良い集団リハビリを
        目指していきます。

        みなさんも、
        集団でのリハビリや
        体操で 工夫していることがあれば、
        ぜひ教えてください。

        一緒に学び、成長していけたら嬉しいです。
        それではまた!

        参考文献

        de Souto Barreto, P., Cesari, M., Denormandie, P., Armaingaud, D., Vellas, B., & Rolland, Y. (2019). The SARA study: a randomized controlled trial of the impact of a multimodal exercise program on cognition and physical functioning in older adults. BMC Geriatrics, 19(1), 1-10.

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