みなさんこんにちは!
変わる介護の子供7人を育てる30代OTの岩崎です。
今日のテーマは
【認知症の方との穏やかなコミュニケーション】
です。
日々の関わりの中で気づいたことを お話しします。
本記事を最後まで読んでもらうことで
・認知症の方とのコミュニケーションの難しさ
・小さな工夫の積み重ねの大切さ
が分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
▼入居者様の状況
今回お話しする入居者様はこんな感じです。
・認知症の診断あり
・車椅子レベルの移動
・身の回りのことは全般的に介助が必要
・その場での会話が成立しにくい
・状況認識力が低い
・昼夜逆転の生活リズム
普段は落ち着かず、
目の前の人と会話ができないこともあります。
また、覚醒が不良で
会話が継続できないこともあります。
正直、最初は戸惑い、
コミュニケーションの難しさに
何度も壁にぶつかる日々でした。
▼試行錯誤のコミュニケーション
担当になって約1ヶ月、 こんな工夫を心がけてきました。
・目線を合わせる
・ゆっくりと分かりやすく話す
・温かい雰囲気づくりを心がける
・表情や身振り手振りを意識する
・相手の反応を丁寧に観察する
特に意識したのは、
非言語コミュニケーションです。
▼実践したことで得られた反応
ある日のリハビリ中のことです。
いつものように目線を合わせ、
ゆっくりと話しかけていました。
その時間は覚醒度は不良でしたが、穏やかでした。
すると、突然入居者様が穏やかな表情で微笑んでくださいました。
普段は心が落ち着かず会話が成立しないことがあります。
しかしこの時は5分ほど穏やかに会話が続いたんです。
▼認知症の方との接し方で気づいたこと
この経験から、いくつかのことに 気づきました。
- 相手を一人の人間として見ること
- 非言語コミュニケーションの重要性
- 声をかける事
- 小さな変化に気づく目
- 自分自身の姿勢を振り返ること
特に大切だと感じたのは
相手を一人の人間として見ることです。
一見反応がなくても、
続けることで思わぬ反応が
返ってくることがあると学びました。
▼まとめ
認知症の方とのコミュニケーションは、
日々の挑戦の連続です。
でも、諦めずに接し続けることで、
きっと心は通じ合えるんだと思います。
認知症の方と接するとき、
その人の中にまだたくさんの可能性が
眠っているということを
実感させてもらえるような体験でした。
そして、言葉以外のコミュニケーション方法にも
実践してみてください。
私自身、まだまだ学ぶことばかりですが、
これからも一緒に成長していけたらと思います。
それではまた!
参考文献
Ellis, M., & Astell, A. (2019). Communicating with people living with dementia who are nonverbal: The creation of Adaptive Interaction. PloS one, 14(8), e0217681.