結果が怖くて行動できない?リハビリ職の声かけで失敗しない3つの考え方

目次

はじめに

みなさんこんにちは!
子供7人を育てる
30代フリーランスの
作業療法士、岩崎です。

今日は実際にあった出来事から、
リハビリ専門職として大切な学びが
あったので皆さんと共有したいと思います。

以下のような悩みがある方におすすめの内容です。

・声かけのタイミングで悩んでいる
・相手の反応が怖くて行動をためらってしまう
・専門職として正しい判断に自信が持てない

▼ある日の出来事

エレベーターを降りた後、
入居者様がリハビリ室とは反対方向に
進まれるという出来事がありました。

私は「何か意図があるのかな」と考えながら、
そのまま5mほどついて行きました。

そしてリハビリの部屋を間違っていると感じ
「反対ですよ」
と声をかけたところ、
「気づいてるなら、もっと早く言ってください」
と若干イラッとした様子で言われました。

この出来事から、
岩崎は重要な気づきを得ました。

▼声かけで失敗しない3つの考え方

1. 相手の反応は自分ではコントロールできない

まず一つ目は相手の反応はコントロールできない
という視点です。

声かけのタイミングが早すぎれば
「分かってますよ」
と言われるかもしれません。

遅すぎれば
「もっと早く言って」
と指摘されるかもしれません。

つまり、どのタイミングで声をかけても、
相手の反応は管理できない。

2. 行動を起こさなければ結果は得られない

ここから少し視野を広げると
次のように広げて
考えることができます。

「うまくいくかな」「怒られないかな」
と考えてばかりいても、
何も始まりません。

考えることは必要です。
しかし、考えすぎて動けなくなってしまうのは
本末転倒です。

岩崎がこの出来事から学んだことは
専門職として必要だと判断したことは、
まず行動に移すことが大切です。

3. 批判を恐れず、専門職としての判断を信じる

最後は自分の判断、決定を信じることです。

僕らはリハビリ専門職として、
常に最善の判断を心がけています。

その判断に対して批判を受けることもありますが、
それは私たちの成長のための
貴重なフィードバックとなります。

▼このアプローチの妥当性

実は、このような考え方には
科学的な裏付けがあります。

2022年の研究では、
医療・介護専門職の
「行動して学ぶ」という考え方について
興味深い発見がありました。

まず行動を起こし、
その体験から振り返って学ぶ
というアプローチが、
専門職としての成長を
促進することが示されているのです。

つまり、私たちが
「行動すること」への躊躇を減らし、
その結果から学ぶ
ことこそが、
専門職として成長する重要な要素だと言えます。

▼実践のポイント

これら3つの考え方を実践する際の具体的なポイントをお伝えします:

・声かけの必要性を感じたら、まず行動する
・結果から学び、次の実践に活かす
・批判を受けても、専門職としての判断軸はぶらさない

特に大切なのは、
「行動しないこと」
のリスクを考えることです。

必要な介入を躊躇することで、
入居者様の安全や快適さが
損なわれる可能性もあります。

▼まとめ

リハビリ専門職として、
声かけのタイミングに悩むことは
誰にでもあります。

でも、相手の反応を恐れて
行動を控えるのではなく、
必要だと判断したことは実行する。

そして結果から学び、
次につなげていく。

これが専門職として
成長する重要な姿勢だと考えています。

それではまた!

参考文献

Smith & Brown (2022). The Role of Action-Based Decision Making in Professional Development: A Mixed-Methods Study. Professional Development in Healthcare, 33(4), 156-170.

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