みなさんこんにちは!
変わる介護の岩崎です。
今日のテーマは
【「やりたいこと」を応援する支援 ~想いを大切にするアプローチ~】
です。
変わる介護で支援している
入居者様との関わりを通じて、
気づいたことがあります。
・入居者様の希望と専門職の判断のバランスが難しい
・本人様の意思を尊重したいけど、どこまで受け入れればいいか分からない
・リハビリの時間をもっと有効活用したい
そんな方におすすめの内容です。
ぜひ最後までご覧ください!
▼関節可動域運動の本当の役割
みなさんは関節可動域運動やマッサージというと、
何を思い浮かべますか?
「体をほぐす」
「可動域を広げる」
「痛みを軽減する」
確かにこれらは大切な役割です。
でも岩崎が実践している中で気づいたのは、
関節可動域運動には
もう一つ重要な役割があるということです。
それは
「本人様の気持ちを吐き出してもらう場所」
としての役割です。
リラックスした環境を作ることで、
本人様が話しやすい状況を作る。
マッサージや関節運動の時間は、
本人様が心を開いてくれる
特別な時間なんです。
なぜこの時間に
本音が出やすいのか。
体がリラックスしていると、
心の緊張も自然とほぐれ、
話を聞ける状況を作れるからだと
岩崎は感じています。
▼「本音を聞く場」としてのリハビリ活用法
実際に関節可動域運動をしていると、
普段は言わないような
気持ちを話してくださることがあります。
「実は夜のトイレが不安で…」
「家族に迷惑をかけているような気がして…」
「この痛み、どうにかならないかな…」
こんな風に、体を動かしながら
心の中にある悩みや想いについて
話される場面があります。
関節可動域運動中だからこそ
話せる本当の気持ち。
この時間に出てくる悩みや課題は、
とても具体的で、その方の生活に
直結したものばかりです。
▼1回の訪問で1つの解決のきっかけを作る
そこで岩崎が大切にしているのは、
1回のリハビリで1つのテーマに絞って取り組む
ということです。
あれもこれもと欲張らず、
本人様が出してきた悩みに対して、
その場で一緒に考える。
完璧な解決策を見つけようとするのではなく、
解決への「きっかけ」を
一緒に見つけることを目標にしています。
▼実際の関わり方の具体例
先日の関節可動域運動中に、
ある入居者様から
「夜のトイレが大変で…」
という話を聞かせていただきました。
お話を聞きつつ、
『痛みの少ない動作を一緒に考えませんか?』と提案しました。
実際に体を動かしながら
どんな動作なら楽になるのか、
一緒に確認していきました。
また、本人様から
「こうしてみたいんです」
という提案があった時は、
「すごくいいと思います!」
とまず肯定します。
また、懸念点があるときには
「一方でこういう痛みが出てしまう可能性があるから、
こういう選択肢はどうでしょうか?」
と代替案を提示するようにしています。
大切なのは強制ではなく、
選択肢として提案する姿勢です。
▼このアプローチで大切にしていること
このような関わり方で、
岩崎が特に大切にしていることがあります。
本人様が出してきた内容を否定しない
これが一番重要です。
まずは受け入れた上で、
専門職としての視点を加える。
1回のリハビリで
完璧な答えを出そうとしない。
解決への「きっかけ」を
一緒に見つけることに
重点を置いています。
▼まだ見えない答えと継続する意味
正直に言うと、
毎回異なる悩みや課題が出てきて、
完璧な解決策が
すぐに見つかるわけではありません。
でも、それでいいのだと思います。
完璧な解決策がなくても、
向き合い続けることに価値がある。
本人様の気持ちを聞く場があることの
重要性を日々感じています。
▼まとめ
マッサージや関節可動域運動には、
体をほぐすだけでなく、
話しやすい環境を作る役割もあります。
体と心、両方をケアする時間としてのリハビリ
このアプローチを通じて、
本人様の「やりたいこと」を
応援していく。
そんな支援を
これからも
続けていきたいと思います。
それではまた!