みなさんこんにちは!
変わる介護の岩崎です。
今日は、「困った人」で終わらせないために、
リハビリ職にできることについてお話しします。
在宅リハビリの現場で働いていると、
・スタッフに強く当たられる方
・職員によって態度が変わる方
・コミュニケーションが難しいと感じる方
こうしたご利用者様に出会うことがあります。
そんな時、現場で共有される情報は
「あの方、ちょっと気難しくて……」
という一言で終わってしまうことが、
意外と多いと感じます。
今回は、岩崎が担当したあるご利用者様のケースを通して、
リハビリ職員としてどう関わり、
何を意識したかを共有したいと思います。
▼「気難しい」は評価であって、原因ではない
担当したあるご利用者様は、
近隣に住むご家族と日常的に交流のある方でした。
しかしある時期から、
リハビリ職員に対して強く当たってしまう場面が
目立つようになったのです。
こうした状況は、
現場ではつい「気難しい方」
という一言で片付けられがちで、
それ自体は事実かもしれません。
でも、その評価で終わってしまえば、
関わり方はずっと変わらないままです。
岩崎が大事にしているのは、
「なぜそうなっているのか」を
複数の角度から見ていく姿勢です。
▼複数の側面から「なぜ」を探る
担当として最初に意識したのは、
ひとつの情報だけで判断しないことでした。
・睡眠は取れているか
・身体的な不快感はないか
・ご本人が言葉にしていないことはないか
対話を重ねていく中で、
そのご利用者様は夜間頻尿の影響で
2時間おきに目が覚める状態が
ずっと続いていることが分かりました。
つまり、慢性的な睡眠不足です。
さらに、
距離が近いからこそ気になることが多く、
ご家族への心配が積み重なっている状況も、
少しずつ話してくださるようになりました。
「困った人」ではなく、「困っている人」だった。
そう捉え直すことが
できた瞬間でした。
▼得た情報は、その日のうちに届ける
現場で意識しているのは、
「得た情報はその日のうちにケアマネジャーへ届ける」
ということです。
特別なことをしているわけではありません。
ただ、リハビリ職員という立場だからこそ
拾える情報が、
チーム全体の関わり方を変える
起点になることが本当に多いと確信しています。
「気難しい方」という情報のままチームに残るのか、
「夜間頻尿で睡眠不足が続いている方」
と背景つきでチームに伝わるのか。
このひと手間で、
その方への関わり方は大きく変わっていきます。
▼「サポーター」としての立ち位置を保つ
そのご利用者様は、こちらから踏み込まれることをあまり好まれない方でした。
なので、必要以上には介入しません。
ご本人から問いかけがあった時にお答えする姿勢を保っています。
受診を検討すべき状況であれば、その時にお伝えする。 普段は、あくまで「ご本人の味方である」という立ち位置から動かない。 このスタンスを大切にしています。
ぐいぐい踏み込まれるよりも、「いつでも頼れる距離にいる人」の方が、こうしたタイプのご利用者様にはずっと安心していただけると考えています。
▼リハビリ職員の役割とは
頻尿そのものを、すぐに解消することはできません。ご利用者様を取り巻く環境も、簡単に変えられるものではありません。
でも、「なぜこの方はこうなっているのか」を探る姿勢は、今日から持つことができます。
まとめ
最後に、簡単にまとめます。
・「気難しい」は現象であり、原因ではない
・得た情報はその日のうちにケアマネジャーへ届ける
・ご本人には踏み込みすぎず、「味方である」立ち位置を保つ
・背景がわかれば、チーム全体の関わり方が変わる
変わる介護として、ご利用者様を「困った人」として片付けるのではなく、「いま、何に困っているんだろう?」と問いを持ち続けられる方。
そんな方と、現場を作っていきたいと思っています。
それではまた!

