代表と【ケースの深掘り】を始めました

みなさんこんにちは!
変わる介護の岩崎です。

最近、代表と一緒にお客様の課題を深掘りする時間を、毎週設けるようになりました。

同じ専門職同士ではあるのですが、いざ話してみると、見ている視点が違ったり、
これまで経験してきたものが違ったりする。

すると、考えるべきことがこんなにもあったのかと気づかされます。

一人で考えていたときには浮かんでこなかった問いが、会話の中から自然と
出てくる感覚があるんです。

その中で改めて考えるようになったのが、「運動能力を考察する意味」について。
今日はそのことを書いてみようと思います。

目次

訪問リハビリでも、身体機能を見る視点は必要

訪問や維持期の話になると、どうしても「環境調整や福祉用具の提案が大事だ」
という方向に議論が寄っていきます。

もちろんそれ自体は正しいと思います。

ただ、僕がひっかかるのは、その道具に頼らなければいけない”理由”を、
きちんと分解しているだろうか、という点です。

その理由が関節の問題なのか、それとも筋力の問題なのか。

ここを見誤ると、提案すべき福祉用具も、そもそも用具ではなく別の方法を
選ぶべきなのかも、変わってきてしまいます。

例えば、「トイレに行きたいのに行けない」という課題があったとします。
その場合も、以下のように視点は大きく分かれるんです。

・運動能力としてできるのかどうか
・運動能力が保たれているとしたら、環境的にできるのかどうか

この二つを切り分けずに用具の話から入ってしまうと、本当に必要な支援を
見落とすことになりかねません。

つまり、訪問の現場であっても、身体機能へのアプローチが不要になる
ということは決してないのです。

「できない理由」を分解するということ

例えば、膝が伸びずにバランスを崩しやすい方がいたとします。

このとき、考えるべき分かれ道は大きく2つあります。

・関節が固まってしまって、物理的に膝が伸びないのか
・膝を伸ばす可動域は保たれているが、筋力が足りず支えられないのか

前者であれば、まず取り組むべきは関節可動域運動です。
後者であれば、筋力強化を行うことになります。

同じ「膝が伸びない」という一つの現象でも、なぜできないのかを掘り下げると、
やるべきことは全く違ってきます。

そして、この「問題点を整理する力」は、回復期であろうと維持期であろうと、
変わらず必要なものだと僕は思っています。

なぜ今、深掘りの場を始めたのか

病院で働いていた頃を思い返すと、ケースカンファレンスのように、
複数人でひとつのケースを議論する機会が自然とありました。

誰かの視点に触れることで、自分の見立てが揺さぶられる。
そういう時間が日常の中にありました。

一方で訪問は、一人で回ることが多くなります。
そうすると、そういった機会がなかなか巡ってこない。

その結果として、考えているようで考えていない、という状態が起きてしまったり、
日々のルーチンに追われてしまったりすることがあります。

これは能力の問題ではなく、環境の問題だと思っています。

だからこそ、意識的に議論の時間を作る必要があると考えました。
それが、代表との週1回の深掘りを始めた理由です。

特定の誰かではなく、全員ができるように

今はまだ、代表と僕の間で始まったばかりの取り組みです。

ただ、僕が目指したいのは「特定の誰かだからできる」ではありません。
誰もが同じように考えられるようになること。そこを目指したいと思っています。

この深掘りの時間を、少しずつ会社全体に広げていけたらと考えています。
その芽吹きが、今まさに始まったところです。

まとめ

訪問リハビリでも、運動能力を見る視点は必要です。

福祉用具や環境調整を提案する前に、なぜできないのかを分解する視点は、
回復期でなくても重要と考えます。

・関節の問題なのか、筋力の問題なのかで、選ぶべき方法は変わる
・この整理する力は、回復期でも維持期でも変わらず必要
・訪問は一人になりやすいからこそ、意識的に議論の場をつくる

自分だけに留めることなく、チームでディスカッションをしていけるように進めていきます。

それではまた!

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