みなさんこんにちは!
変わる介護の岩崎です。
今日は、介護保険のリハビリで
「できること/できないこと」を整理しつつ、
なぜ自費のリハビリが
必要になるのかを書きます。
先にポイントをまとめます。
・介護保険のリハビリは“生活の土台づくり”が得意
・外食や旅行など「希望の外出」は枠の外になりやすい
・自費のリハビリは、入居者様の「やりたい」に集中して伴走できる
【介護保険のリハビリビリで「できること」】

介護保険のリハビリは、
入居者様の生活を守る仕組みです。
だからこそ、日常生活に必要な動作を
中心に組み立てられています。
たとえば、
こういうことは得意分野です。
・立ち上がり、移乗、歩行など基本動作の練習
・トイレ、更衣、整容など生活動作の練習
・転倒予防の筋力・バランス訓練
・福祉用具や手すりなど環境調整の提案
・介助方法の助言(職員さんやご家族への共有)
生活の基礎を整える。
これが介護保険でのリハビリに
求められることが多いです。
【介護保険のリハビリビリで「できないこと/難しいこと」】

一方で、
介護保険の枠の中だと難しいこともあります。
代表的な内容は、外出の同行です。
「一緒にご飯を食べに行きたい」
「旅行に行きたい」
「昔の店に、もう一度だけ行きたい」
入居者様からすると、
全部“生活の一部”です。
でも制度上は“余暇”として扱われやすい。
なぜ難しくなるかというと、
現場ではこうなります。
・移動だけで時間が大きく取られる
・同行すると、施設内の人手が薄くなる
・急変や転倒など、責任の整理が難しい
・公平性の問題が出やすい(誰の希望をどこまで支えるか)
応援したいのに、枠がある。
このもどかしさは、
現場なら一度は感じると思います。
【入居者様にとっては“余暇”じゃない】
ただ、ここで僕はいつも思うんです。
外食や旅行って、入居者様にとっては
「おまけ」じゃない。
「体が良くなったら、どこか行きたい」
その気持ちは自然です。
むしろ、前向きなサインです。
楽しみがあると、
リハビリの空気が変わります。
“やらされる運動”から、
“自分のための準備”に変わる。
表情が変わったり、
いつもより一歩多く動けたり、
「次までに頑張る」と言ってくれたり。
ここが、リハビリの本質だと思っています。
【自費のリハビリが必要な理由】
自費のリハビリは、
入居者様の「やってみたい」に
集中ができます。
介護保険の枠では難しい部分を、
目的に合わせて設計できる。
ここが強みです。
たとえば、外出をゴールにした時。
僕らが作れる支援は増えます。
・外出当日に必要な動作を逆算して練習する
・移動時間に耐えるための座位耐久や休み方を作る
・トイレの段取り、休憩ポイントまで含めて計画する
・必要なら専門職が同行して、安全を担保する
「できない」で止めずに、
「どうすれば安全にできるか」に時間を使える。
これが自費のリハビリの価値です。
【実践のきっかけ:昔なじみのお店に行きたい】

今回のきっかけは、
入居者様のひと言でした。
「昔なじみのおでん屋さんに、もう一度行きたい」
こういう希望が出た時こそ、
僕は「リハビリの出番だな」と思います。
希望を否定しない。
でも、勢いで進めない。
目的を聞いて、条件を整理して、段取りを組む。
その結果、入居者様が
「じゃあ、それに向けて頑張る」
「一緒に動こう」
そんな気持ちになってくれる。
これが一番大きいと感じます。
【変わる介護として、希望を形にしていきたい】
介護保険のリハビリで、生活の土台を整える。
その上で、枠の外にある「希望」を自費で支える。
この二段構えができると、
入居者様の“生活”が前に進みます。
派手なことではないかもしれません。
でも、希望を拾って、形にして、実行して、振り返る。
こういう積み重ねが、現場の空気を変えると信じています。
【まとめ】

介護保険のリハビリは生活の土台づくりが得意ですが、
外食や旅行など希望の外出は枠外になりやすい。
だから自費のリハビリで「やりたい」に集中し、
予算・時間・人を整理して
安全に叶える手順を作ります。
・介護保険のリハビリ=土台
・自費のリハビリ=希望に集中
それではまた!

